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クリニックブログ blog

糖尿病

健康診断の前日、食事は何時まで?血糖・中性脂肪の整え方

健康診断の前日は、食事を検査の10時間以上前までに済ませ、揚げ物や飲酒など血糖・中性脂肪が上がりやすいものを控えるのが基本です。前日の一食は、当日の数字にそのまま映りやすいところです。渋谷区初台でかかりつけ医として診療していると、健診前に「昨夜のうなぎがまずかったでしょうか」とご相談をいただくこともあります。難しい準備は要りません。今夜からできることを、順に整理していきましょう。

結論:健康診断の前日は、脂っこい食事とお酒を控えめにし、夕食を早めに済ませ、検査前の絶食時間は健診機関の指定に従うことが大切です。

健康診断の前日、食事は何時までに済ませるとよいか

健康診断の前日は、夕食を検査のおおむね10時間以上前までに済ませておくと、血糖や中性脂肪を落ち着いた状態で測りやすくなります。ただし絶食時間は健診機関や検査項目によって指定が異なるため、案内書に記載があれば必ずそちらを優先してください。中性脂肪の判定について、日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」では、空腹時採血を10時間以上の絶食後と位置づけています。

  • 朝9時の健診なら、前夜のおおむね22〜23時までに食事を終えるのが一つの目安です。
  • 指定時間は「10〜12時間」など機関により幅があります。案内の数字がある場合はそれが正です。
  • 遅い時間に夕食をとらざるを得ない日は、量を控えめにして脂質を減らすと影響がやわらぎます。

前日の食事で血糖・中性脂肪の結果はどう変わるか

前日の食事は、翌朝の空腹時血糖と中性脂肪の数値に影響しやすい要素です。とくに中性脂肪は食後に上がり、下がるまでに時間がかかるため、脂質の多い食事やお酒は前夜のうちに控えておくと、本来の状態を反映しやすくなります。

  • 中性脂肪:揚げ物・脂身の多い肉・洋菓子・アルコールで上がりやすく、影響が長引きます。
  • 血糖:夜遅い食事や食べ過ぎ、甘い飲み物で高めに出やすくなります。
  • 尿酸・肝機能:過度の飲酒や食べ過ぎは、血糖以外の項目にも表れることがあります。

数値が普段より高く出ると、必要のない再検査につながることもあります。前日を整えることは、ご自身の体の状態を正しく知るための下準備でもあります。

血糖・中性脂肪を正しく測るための前日の過ごし方

血糖・中性脂肪を正しく測るには、前日の食事を「いつもより軽め・早め・脂質控えめ」に整えるのが有効です。特別なメニューは不要で、普段の和食に近い組み立てで十分です。以下を目安にしてみてください。

時間帯 とりたいこと 控えたいこと
前日の朝・昼 いつも通りの食事・こまめな水分 食べ過ぎ・間食のとり過ぎ
夕食 ごはん少なめ、魚・野菜中心で早めに 揚げ物・脂身の多い肉・洋菓子
夜〜就寝前 水やお茶で水分補給 飲酒・夜食・甘い飲み物
当日の朝 水は少量なら可(指定に従う) 朝食・ジュース・砂糖入りコーヒー

激しい運動も前日は控えめにしておくと安心です。いつもの生活に近い状態で受けることが、ふだんの体を映すことにつながります。

絶食中の水・薬・コーヒーはどうすればよいか

絶食中の水は、コップ1杯程度なら差し支えないとされることが多いものの、最終的には健診機関の指定に従うのが確実です。迷いやすい3つを分けて整理します。

  1. :脱水を防ぐため少量の水は認められることが多いです。ただし案内で禁止があれば従ってください。
  2. :血圧や心臓の常用薬などは自己判断で中止せず、事前にかかりつけ医や健診機関へ確認しておくと安心です。
  3. コーヒー・お茶・ジュース:糖分やカフェインが数値に影響し得るため、絶食中は避けるのが無難です。無糖でも指示がなければ控えましょう。

喫煙も採血前は控えるようご案内されることがあります。判断に迷う項目は、事前に問い合わせておくと当日あわてずに済みます。

健診当日の注意点と、結果が気になったときの次の一歩

健診当日は、指定された絶食時間を守り、水以外の飲食を避けて会場へ向かうのが基本です。もし前夜に食べ過ぎてしまった場合も、当日にできることは限られるため、正直に問診で伝えておくと結果の解釈に役立ちます。結果が返ってきたあとの動き方も、あらかじめ知っておくと安心です。

数字は「悪者探し」のためではなく、今できることを一緒に考えるための手がかりです。京王新線初台駅の近くでも、健診結果を持って相談に来られる方は少なくありません。気になる項目があれば、ためらわずにかかりつけ医へお持ちください。

よくある質問

前日の夜、どうしても遅い夕食になるときはどうすればよいですか?

遅い時間になる場合は、量を減らし、揚げ物やお酒を避けて脂質を抑えるのがおすすめです。おかゆや魚・野菜など消化のよいものにすると、翌朝の数値に響きにくくなります。それでも絶食時間が足りないときは、健診機関に相談して受診日をずらす方法もあります。

絶食時間は何時間あければよいのでしょうか?

健診機関の案内に記載された時間に従うのが原則です。一般的な空腹時採血では10時間以上の絶食を求める案内が多く、機関によって10〜12時間などの幅があります。案内に具体的な時間があれば、その数字を優先してください。

前日にお酒を飲むと結果に影響しますか?

アルコールは中性脂肪を上げやすく、肝機能や尿酸の項目にも表れることがあります。前日の飲酒は控えるのが安心です。付き合いで飲む場合も少量にとどめ、水分をとって早めに休むと影響がやわらぎます。

当日の朝、水やコーヒーは飲んでも大丈夫ですか?

水は少量なら差し支えないことが多いですが、コーヒー・お茶・ジュースは糖分やカフェインの影響があるため避けてください。無糖であっても、指定がなければ控えるのが無難です。可否に迷うときは事前に健診機関へ確認しておきましょう。

数値が高く出てしまったら、どうすればよいですか?

前日の食事や飲酒で一時的に高く出ることもあるため、まずは再検査や受診の案内に沿って確認することが大切です。境界域や要再検査の通知が来たら放置せず、結果を持ってかかりつけ医に相談すると、次にできることを一緒に整理できます。

院長 富田恭子

この記事の監修

富田 恭子初台まちのクリニック 院長/日本糖尿病学会 糖尿病専門医

経歴

  • 2008年 福岡大学医学部医学科 卒業
  • 鳥取大学医学部附属病院、山陰労災病院、上尾中央総合病院、総合健診センターヘルチェック 勤務

資格・所属学会

  • 日本糖尿病学会 糖尿病専門医
  • 日本内科学会 内科認定医
  • 日本医師会認定産業医/認知症サポート医
  • 抗加齢医学会 会員/日本フットケア・足病医学会 会員

糖尿病は初期に自覚症状が乏しく、放置すると合併症につながることがあります。糖尿病専門医として、将来の合併症を見据えながら「今できること」を一人ひとりと一緒に考え、継続して治療を進めます。

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