~我慢の前に、食事と気持ちを振り返ってみましょう~
夕食を食べたのに、何かつまみたくなる。
片づけが終わって、ようやくひと息。お茶と一緒に甘いものが欲しくなる。
そんなとき、「また食べてしまった」と自分を責めていませんか。
食べたくなる理由は、意志の強さだけでは説明できません。食事の不足、気持ちの変化、いつもの習慣など、いくつかの要因が関わります。まずは、ご自分に当てはまることがないか振り返ってみましょう。
① 日中の食事が少なすぎませんか?
忙しくて昼食を簡単に済ませたり、食べすぎを気にして食事を抜いたりしていませんか。食事を抜くことや、必要な量を食べないことが、食べすぎにつながる場合もあります。
夕食後のお菓子だけに注目せず、まずは朝・昼・夕の食事を確認してみましょう。例えば、おにぎりだけの昼食なら、卵や豆腐のおかずを添えるなど、食事を整えるところから。お腹がすいているときは、我慢することだけを目標にしなくて大丈夫です。規則的な食事と、必要に応じた間食を考えていきましょう。
② 「お腹がすいた」以外の理由はありませんか?
ストレスや退屈などの気持ちが、食べるきっかけになることもあります。
食べたくなったら、「今、お腹がすいている?」「少し休みたい?」と、自分に聞いてみてください。
休みたい気持ちが強ければ、好きな音楽を聴く、誰かと話すなど、食べること以外のくつろぎ方も選択肢に。どんなときに食べたくなるのか、気持ちを短くメモするのも、自分の傾向を知る方法です。
③ 「いつもの流れ」になっていませんか?
テレビをつけるとお菓子の袋を開ける、目の前にあると何となく手が伸びる。こうした行動のきっかけに気づき、環境を変えることも、習慣を見直す助けになります。
例えば、食べるときは袋のままではなくお皿に盛り、画面から少し目を離して味わう時間にしてみる。これは、「何となく食べ続ける」を見直すための一つの提案です。
まずは、一つだけ試してみましょう
「明日から絶対に食べない」と決めるより、昼食を整える、食べたくなったときの気持ちに気づくなど、できそうなことを一つ選んでみませんか。
食べることは、毎日の楽しみでもあります。その楽しみを大切にしながら、体調や生活に合う食べ方を一緒に考えていきましょう。
食べることを止められない感覚や、食後の強い苦しさが繰り返される場合は、一人で抱えず、診察や栄養相談の際にお話しください。