• 5月 12, 2025

小腹が空いた時、どうする 対処法と間食の工夫

「夕方にお腹がすいて「ついお菓子に手が・・・」「夜ごはんまで我慢できない」そんた経験、ありませんか?糖尿病の食事療法では、血糖値を安定させることたとても大切です。しかし、我慢しすぎるのもストレスのもと。今回は小腹が空いたときの上手な対処法と、間食の工夫についてご紹介します。

1 小腹が空いたときのチェックポイント

まずは、「本当にお腹が空いているか」を確認しましょう。

・食事の時間から何時間たっている?(3~4時間以上ならOK)
・水分は足りている?(空腹と脱水は似た感覚になることがあります)
 →まずは水かお茶を飲んで空腹感がおさまるかを見てみましょう。
・甘いものを”気分転換”に使っていない?(習慣化に注意)
・食事の量(特に炭水化物)は適量を摂取している?
 →極端に減らしすぎるとエネルギー不足に陥ります。

その上で低糖質な間食をゆっくり、よく噛んで食べることで、小腹空きを解消するようにしましょう。

2 おすすめの「低糖質・高たんぱく」間食

ゆでたまご    :1個
ナッツ類(素焼き):10~15粒程度
チーズ:1個(15g)
無糖ヨーグルト+きなこ:100g+小さじ1
サラダチキン:50~70g
納豆:1パック
小さいおにぎり(具入り):50g(半分程度)
インスタント味噌汁やわかめスープ:1パック

3 NGな間食の例

以下の食品は血糖値が上昇しやすく、空腹感をかえって強めることもあります。

・菓子パン、ドーナツ、ケーキ
・清涼飲料水や甘いカフェラテ
・あめやグミ、スナック菓子

「少しだけ」のつもりが、結果的に食べ過ぎてしまうことが多いので注意です。

4 小腹対策の工夫

・決まった間食のルールを作る(時間・量)
・常備おやつを決めておく(買い置き・持ち歩き)
・食事内容を見直す(たんぱく質や食物繊維は足りている?)
・食事記録や血糖値を見ながら調整する。

5 まとめ

間食=悪ではありません。質とタイミングを工夫すれば、食事療法の味方になります。「我慢できない」ではなく、「工夫して食べる」ことが大切です。

初台まちのクリニック 管理栄養士


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