- 6月 15, 2023
- 7月 31, 2023
知っておきたい糖尿病 食事療法のポイント 3選
自分の状態を知り、食事を工夫することで、インスリンをうまく作用させると血糖値の安定につながります。自分に合った食事療法を見つけて、できることを日々の生活に取り入れてみましょう。
カギは食べ物と食べ方です!
1 食べる量(摂取エネルギー)
適正な体重を保ちながら、日常の生活に必要なエネルギー量の食事をしましょう。
〇標準体重を求める計算式:22×身長(m)×身長(m)=標準体重
〇適正エネルギー量を求める計算式:活動量(Kcal)×標準体重(㎏)=適正エネルギー量
2 バランスの良い食事
食事の基本は主食・主菜・副菜です。
健康を保つために、さまざまな栄養素の過不足がない食事にしましょう。
◇主食(炭水化物):ご飯 パン 麺類
→エネルギーもとになります
◇主菜(タンパク質・脂質):肉・魚・卵・大豆など
→筋肉など身体の組織をつくります
◇副菜(ビタミン・ミネラル・食物繊維):野菜・きのこ・海藻・こんにゃく・果物など
→身体の調子を整えます。
3 食事のタイミング
・朝・昼・夕の食事を規則正しく摂りましょう。
食事の時間と量を一定にすると血糖コントロールが良好となります。食事を抜いてしまうと1食あたりの食事量が多くなり、食後高血糖を招きやすくなります。食事の間隔をあけすぎないことも大切です。
・腹八分目にしましょう。
食べ過ぎは高血糖につながります。血糖上昇に伴い、たくさんのインスリンが必要となり、さらに膵臓に負担がかかり、病態が悪化しやすくなります。
・よく噛んで、ゆっくり時間をかけて食べましょう。
早食いは満腹のサインが脳に伝わりづらく、食べ過ぎにつながります。よく噛んでゆっくり食べると、満腹のサインが脳に伝わりやすくなり、適量で満足がいく食事につながります。
・野菜を先に食べましょう。
食物繊維に富んだ野菜を先に食べ、次におかず、最後にご飯などの炭水化物を食べるようにすると食後の血糖値上昇を予防できます。