- 9月 30, 2024
暑い夏!熱中症を防ぐドリンク選択
暑さと湿度が混在する日本の夏。熱中症の危険もあり、こまめな水分補給を心がけていらっしゃる方も多いかと思います。喉が渇いているとついつい、冷たくて甘いドリンクが欲しくなりますが、清涼飲飲水には習慣性があります。必要以上の摂取は高血糖や体重増加につながり、身体にとってはマイナスに働いてしまいます。特に糖尿病の方は高血糖状態になりやすいので、自分の身体に合わせたドリンクを選択をすることがとても大切です。
そこで本日は熱中症予防のドリンク選択についてお伝えします。
熱中症の危険サイン
熱中症とは、体温の上昇と調整機能のバランスが崩て身体に熱が溜まってしまう状態です。熱中症には軽度から重度まで状態に応じて段階がありますが、初期状態での水分補給や休息が熱中症を悪化させないポイントになります。
めまい、立ちくらみ、生あくびなどの症状やこむら返り(足のつり)、顔がほてる、口が渇く、大量の汗がでるなど、身体の変化は熱中症のサインとなります。
スポーツドリンク、経口補水液、その違いとは?
スポーツドリンクを始めとする飲料はアイソトニック飲料とハイポトニック飲料に大別されます。特に大量に汗をかいた時やスポーツ時など、身体の状態に合わせて適切なドリンクを摂取するとことが熱中症予防につながります。
アイソトニック飲料:「等張液」を意味します。安静時の体液と同じ濃度や浸透圧で作れています。
塩分は0.1~0.2%、糖質は約4~6%
ハイポトニック飲料:「低張液」を意味します。安静時の体液よりも低い浸透圧で作られています。
塩分は0.1%程度、糖質は2%程度
運動して汗をかくと体液の浸透圧は低くなっているため、アイソトニック飲料よりもハイポトニック飲料の方が水分が速やかに吸収されます。
経口補水液は塩分濃度が0.3%とやや高く、糖濃度は低い組成(ブドウ糖分1.8% 炭水化物2.5g)になっており、ハイポトニック飲料に分類されますが、特に大量に汗をかいた後や脱水状態時に有効です。
いつ、どんなドリンクを飲めばよい?
日常のこまめな水分補給は基本的にお茶かお水をおすすめします。特に清涼飲料水を一度に多く飲むと、血糖値は高くなります。血糖が上がりすぎるとのどが渇くので、さらに飲むという悪循環に陥るがちです。また、甘い飲み物は習慣性があるため、身体が欲していない時でも飲む習慣がついてしまいます。
運動をした後や大量に汗をかいたときなどは、経口補水液で失ったミネラル分を補うようにし、常飲はしないように気をつけることが大切です。
ドリンク選択方法カロリーゼロ・糖質控え目 食品表示もチェックしよう
表示が「無」「ゼロ」「ノン」「レス」に書かれている商品:無糖やゼロカロリーなどの商品
これらは100mlあたり5kcal(糖類は0.5g)までの商品を表しています。
表示が「低」「控えめ」「少」「ライト」「ダイエット」「オフ」と書かれている商品:
低カロリーやカロリーオフなどの商品
これらは100mlあたり20kcal(糖類は2.5g)までの商品を表しています。
似たような商品でも表示を確認すると入っている成分量に違いがありますので、表の表示だけでなく裏面も見て、商品を選ぶようにすると良いです。