• 8月 15, 2024

糖尿病治療中に発熱したら、、、気を付けたいこと

暑い日がまだまだ続きますが☀、お盆休みは帰省されているかたも多いですよね。わたしは実家に帰省してお墓詣りというのができなかったので、離れた地から、手を合わせさせてもらっています。。コロナも増えているので、感染対策もしながら元気に夏を乗り切りたいですね!!

患者さんでもコロナに先日かかりました、、という方がいたりしますが、糖尿病で治療中の方が発熱したときには、きをつけたいこともいくつかあります!1

発熱した場合に一番多いのは感染症で、感染症を疑ってどこが感染源となっているか検査していきますが糖尿病のかたのなかにはかかりやすい感染症(腎盂腎炎や胆嚢炎、悪性外耳道炎、足壊疽など・・)原因も多岐にわたるので注意が必要です。

普通の風邪と思っていてもなおりが悪くて重症化してしまう、ということもあるので安易に考えず、受診するようにしましょう☆

発熱・感染症によってどんなことが起きてくるのか、ですが、普段より血糖値を下げるインスリンの分泌が抑制されたり、インスリンの効きがわるくなり抵抗性が増すことにより高血糖となることが多いです。そのため血糖値のコントロールは悪くなることが多くなります。また、熱などの影響で食事もとれなくなってしまうこともあったりします。

これをシックデイといいますが、シックデイのときには、Q:食事はどうしたらいいのか?

ですが 、食事は通常通り食べれそうなら食べますが食べれないときには、食べやすいものを、となってくるのでおかゆなどをとることが多くなってきます。

炭水化物に偏りがちになるのでできるだけ免疫反応を高めるあまり甘くない果物(柑橘類など)や野菜も一緒にとるようにしましょう。

Q: 糖尿病薬はどうするか?ですが、普段から自分の内服している薬がどのような薬で、食べれないのが続くときには、中止すべき薬か、それとも継続しても大丈夫な薬かというのを医師に確認しておきましょう。(飲んでいる薬剤によって異なってきます)

また、インスリン治療中のかたで特にインスリン分泌能がほとんど残っていない方、1型糖尿病のかたはとくに、注意が必要で自己中断してしまうと意識障害など命に係わる合併症となる場合もありますので、かかりつけ医に普段から感染症の際の対処法を聞いておくようにしましょう

普段から血糖コントロールが悪い方や、感染により血糖値が悪化してしまっている場合には抗生剤も効きがわるくなってしまいますので、感染も悪化しやすくなります。普段の血糖コントロールをしっかり良くして、かかってしまった場合には早期治療をしていきましょう。

初台まちのクリニック院長 富田恭子   

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