スーパーやコンビニで「糖質オフ」「糖類ゼロ」「砂糖不使用」といった表示を目にすることは
ありませんか?
「どれも同じような意味では?」と思われるかもしれませんが、実は「糖質」と「糖類」は同じものでは、ありません。
「炭水化物」「糖質」「糖類」の関係
食品に含まれる炭水化物は、大きく「糖質」と「食物繊維」に分けられます。
炭水化物=糖質+食物繊維
そして「糖類」は、糖質の中に含まれます。

つまり
炭水化物>糖質>糖類 という関係です。
・糖質→血糖値を上げる
・食物繊維→血糖値を直接上げない
「糖類ゼロ」なら「糖質ゼロ?」
ここが食品表示を見るときの大切なポイントです。
「糖類ゼロ」と書かれていても、「糖質ゼロ」とは限りません。
糖類は糖質の一部なので、糖類が少なくても、でんぷんなどほかの糖質が含まれている
場合があります。
反対に「糖質ゼロ」と表示されている食品は、糖類を含む糖質全体が基準値未満ということに
なります。
なお、「ゼロ」という表示も、「まったく含まれていない」という意味とは限りません。食品表示基準では、糖質や糖類について一定の基準値未満の場合に「ゼロ」と表示することが認められています。
「砂糖不使用」にも注意
「砂糖不使用」という表示も「糖類ゼロ」「糖質ゼロ」と同じ意味ではありません。
砂糖を使用していなくても、果物や乳製品など、もともと食品に含まれている糖類が含まれていることがあります。
「砂糖を使っていないから、糖質も含まれていない」と考えず、商品の栄養成分表示を確認
してみましょう。
食品表示を上手に活用しましょう。
血糖値が気になる方は、「糖類ゼロ」などの言葉だけで食品を選ぶのではなく、栄養成分表示の「炭水化物」や「糖質」にも注目してみましょう。
また、糖質をただ減らせばよいというわけではありません。主食の量やおかずとの組み合わせ、食物繊維を含む野菜・きのこ・海藻類などを取り入れ、食事全体のバランスを整えることも大切です。
「糖質」「糖類」「砂糖不使用」
似ているようで、意味は少しずつ違います。
食品表示の意味を知っておくと、自分に合った食品を選びやすくなります。毎日の買い物の際に、
ぜひ栄養成分表示をチェックしてみてください。

初台まちのクリニック 管理栄養士