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クリニックブログ blog

糖尿病

中性脂肪が高い原因は食事?見直したい食習慣

中性脂肪が高い原因の多くは、毎日の食事や食習慣にあります。健康診断で「中性脂肪 高い」と指摘されたときは、まず糖質・アルコール・脂質のとり過ぎといった原因になりやすい食事を洗い出し、置き換えられるところから見直すことが近道です。

結論:中性脂肪を下げるには、砂糖入り飲料や菓子・揚げ物・お酒のとり過ぎを控え、青魚や食物繊維を増やす食習慣が有効です。

中性脂肪が高い原因は食事にありますか

中性脂肪が高い主な原因は、糖質・アルコール・脂質のとり過ぎと運動不足による食習慣の乱れです。食べ過ぎで余ったエネルギーは中性脂肪として蓄えられるため、量そのものと「何をどう食べるか」の両方が影響します。

  • ご飯・パン・麺などの糖質や、砂糖の多いお菓子・清涼飲料のとり過ぎ
  • ビールや日本酒などアルコールの飲み過ぎ
  • 揚げ物・脂身の多い肉など脂質にかたよった食事
  • 果物やフルーツジュースに含まれる果糖のとり過ぎ
  • 夜遅い時間のまとめ食い・早食いによる食べ過ぎ

いくつも思い当たる場合ほど、中性脂肪は上がりやすくなります。まずは自分の食習慣のどこが当てはまるかを確認してみましょう。

中性脂肪を上げやすい食べ物・飲み物

中性脂肪を上げやすい食べ物と飲み物を種類別に比較した図

中性脂肪を上げやすいのは、砂糖入り飲料や菓子、揚げ物、アルコールなど、糖質・脂質・果糖を多く含む食品です。とくに飲み物からの糖分は無意識にとりやすいため、注意したいポイントになります。

種類 上げやすい理由 見直しの目安
砂糖入り飲料・ジュース 糖分・果糖が短時間で吸収され余りやすい 水・お茶・無糖炭酸に置き換える
菓子・菓子パン・白い主食のとり過ぎ 糖質過多で余分が中性脂肪になりやすい 主食は適量にし間食を減らす
揚げ物・脂身の多い肉 脂質のとり過ぎでエネルギー過剰になりやすい 蒸す・焼く調理や赤身・魚に置き換える
アルコール 肝臓での中性脂肪の合成を進めやすい 休肝日をつくり量を控える
果物のとり過ぎ 果糖のとり過ぎが中性脂肪につながりやすい 1日の目安量にとどめる

「体に良い」とされる果物やお酒も、量が増えれば中性脂肪を上げる原因になります。極端に断つより、量と頻度を調整する意識が続けやすいコツです。

中性脂肪を下げる食習慣の見直しポイント

中性脂肪を下げる食習慣の見直し手順を示すフロー図

中性脂肪を下げるには、糖質と甘い飲み物を減らし、青魚や食物繊維を増やす食習慣が効果的です。次の手順のように、置き換えやすいものから一つずつ変えていくと無理なく続けやすくなります。

  1. 甘い飲み物を水・お茶に置き換え、間食の頻度を減らす
  2. ご飯やパンなどの主食を適量にし、早食い・まとめ食いを避ける
  3. サバ・イワシなどの青魚と、野菜・海藻・きのこなどの食物繊維を足す
  4. アルコールは量を控え、週に休肝日をつくる
  5. 夕食を早めの時間にとり、就寝直前の食事を避ける

食べる順番と血糖値の関係も意識する

野菜や汁物を先に食べる順番の工夫は、食後の急な血糖上昇をおだやかにし、食べ過ぎを防ぐ助けになります。仕組みは野菜から食べる「食べる順番」が血糖値に効く理由で具体的に紹介されています。食後に強い眠気が出やすい方は食後の強い眠気と血糖値スパイクの関係と対策もあわせて参考になります。

内臓脂肪を意識した生活習慣を組み合わせる

中性脂肪とお腹まわりの内臓脂肪は関係が深く、食事に軽い運動を組み合わせると相乗的に見直しやすくなります。40代以降の具体策は40代からの内臓脂肪を減らす無理のない生活習慣が参考になります。

受診の目安と検査でわかること

中性脂肪が空腹時150mg/dL以上を繰り返す場合は、一度医療機関に相談することが受診の目安です(日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」の脂質異常症の基準による)。自己判断で放置すると、動脈硬化などのリスクにつながることがあります。

  • 血液検査で中性脂肪・LDL・HDLコレステロールなどの値を確認できます
  • 食事・運動・飲酒の習慣を振り返り、原因を一緒に整理できます
  • 糖尿病など他の生活習慣病が隠れていないかも確認できます

初台まちのクリニック(東京都渋谷区初台1-37-4 光山ビル1F/京王新線「初台駅」南口より徒歩1分)は、日本糖尿病学会 糖尿病専門医の院長による糖尿病内科・一般内科・肥満症外来を行っています。診療は月・木9:00-18:15、水8:20-15:00、金9:00-17:30、土9:00-14:00で、火・日・祝は休診です。中性脂肪や脂質異常症が気になる方は電話(050-3642-3885)でご相談ください。

よくある質問

中性脂肪の検査はどこで受けられますか?

中性脂肪は、内科やかかりつけ医の血液検査で調べられます。健康診断でも項目に含まれることが多く、指摘された値を持って受診すると、経過を踏まえた相談がしやすくなります。空腹時の採血が基本のため、事前に受診先の指示を確認しておくと安心です。

お酒はビールより焼酎なら中性脂肪に影響しませんか?

糖質を含むビールや日本酒に比べ、焼酎やウイスキーは糖質が少ない傾向にあります。ただしアルコール自体が肝臓での中性脂肪の合成を進めるため、種類を変えても飲み過ぎれば影響は出やすくなります。量を減らし休肝日をつくることが大切です。

食事を見直すとどのくらいで中性脂肪は下がりますか?

個人差はありますが、糖質やアルコールを控える食習慣は比較的反応が出やすいとされています。数週間から数か月かけて再検査で確認しながら続けるのが現実的です。急に極端な制限をするより、続けられる範囲の見直しを積み重ねることが結果につながりやすくなります。

中性脂肪を下げるときにやりがちな失敗はありますか?

脂質だけを気にして、糖質や甘い飲み物のとり過ぎを見落とすことがよくある失敗です。また「体に良い」と果物やナッツを食べ過ぎるのも逆効果になりがちです。減らすものと増やすもののバランスを意識すると、無理なく見直しやすくなります。

果物は健康に良いのに中性脂肪には注意が必要なのですか?

果物はビタミンや食物繊維をとれる一方、果糖を含むためとり過ぎると中性脂肪が上がりやすくなります。とくにジュースやドライフルーツは糖分が濃縮されやすいので注意が必要です。生の果物を1日の目安量にとどめると、利点を活かしやすくなります。

院長 富田恭子

この記事の監修

富田 恭子初台まちのクリニック 院長/日本糖尿病学会 糖尿病専門医

経歴

  • 2008年 福岡大学医学部医学科 卒業
  • 鳥取大学医学部附属病院、山陰労災病院、上尾中央総合病院、総合健診センターヘルチェック 勤務

資格・所属学会

  • 日本糖尿病学会 糖尿病専門医
  • 日本内科学会 内科認定医
  • 日本医師会認定産業医/認知症サポート医
  • 抗加齢医学会 会員/日本フットケア・足病医学会 会員

糖尿病は初期に自覚症状が乏しく、放置すると合併症につながることがあります。糖尿病専門医として、将来の合併症を見据えながら「今できること」を一人ひとりと一緒に考え、継続して治療を進めます。

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