睡眠時無呼吸症候群 sas

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に一時的に呼吸が停止または低下する状態であり、主に閉塞型睡眠時無呼吸症候群（OSA）と中枢型睡眠時無呼吸症候群（CSA）の2つのタイプがあります。

OSAは気道の塞がりによって起こり、肥満や顎の小ささなどが原因となります。放置すると高血圧や糖尿病などの合併症を引き起こす可能性があります。CSAは脳の異常や心臓病によって引き起こされます。

一般的な症状にはいびき、中途覚醒、不眠、疲労、昼間の強い眠気、起床時の頭痛があります。OSAの診断には簡易睡眠検査が行われ、必要に応じてポリソムノグラフィー検査が行われます。

治療法としては、OSAの場合はCPAP（持続陽圧呼吸法）装置の使用やマウスピースの装着、扁桃の手術、減量などの生活習慣改善が行われます。CSAの場合は、基礎疾患の治療によって症状が改善することもあります。